【学生と市長が共創】磐田市と取り組むウェルビーイング指標策定プロジェクト(中間報告)
2025年3月18日、静岡産業大学経営学部 岩本ゼミの学生3名と岩本武範准教授が磐田市役所を訪問し、磐田市長 草地博昭氏に対し、令和6年度における「政策連動型ウェルビーイング評価指標策定プロジェクト」の中間報告を行いました。
この取り組みは、磐田市が抱える地域課題の解決と「住みたいまち・幸せを感じられるまち」づくりに向けて、大学と自治体が共同で進める実践的な研究プロジェクトです。
この取り組みは、磐田市が抱える地域課題の解決と「住みたいまち・幸せを感じられるまち」づくりに向けて、大学と自治体が共同で進める実践的な研究プロジェクトです。
■ 取り組みの背景と目的
本プロジェクトは、令和5年度に実施した市民アンケート調査やLWC(Liveable Well-Being City)指標を活用した基礎研究を土台に、磐田市の地域特性を反映した独自のウェルビーイング指標を策定することを目的としています。
令和6年度はその2年目として、庁内ワークショップを通じて「しあわせバイタル」と呼ばれる9つの要素を抽出し、20項目からなるβ版の評価指標を開発しました。現在はこのβ版指標のプレ調査を行っており、市民や庁内職員の回答を通じてさらなる改良を重ねている段階です。
令和6年度はその2年目として、庁内ワークショップを通じて「しあわせバイタル」と呼ばれる9つの要素を抽出し、20項目からなるβ版の評価指標を開発しました。現在はこのβ版指標のプレ調査を行っており、市民や庁内職員の回答を通じてさらなる改良を重ねている段階です。
■ 学生による主体的な関わり
岩本ゼミからは、古林泰河さん、齋藤幹太さん、岩崎恭祐さん(いずれも3年生)が報告会に参加。庁内ワークショップではファシリテーターとして活躍し、データ分析結果や市民の声を基に、将来的な実装の方向性について積極的に提案を行いました。
市長へのプレゼンテーションでは、「ここまでの研究は100点満点」と高く評価され、自治体からの信頼と期待の高さがうかがえる場面となりました。
市長へのプレゼンテーションでは、「ここまでの研究は100点満点」と高く評価され、自治体からの信頼と期待の高さがうかがえる場面となりました。
■ 今後の展望(R7に向けて)
最終年度となる令和7年度は、実装可能な評価指標の完成を目指し、以下のような展開が予定されています。
• β版指標の検証と再設計(β2版の開発)
• 統計モデルの繰り返しシミュレーションと因果関係の精査
• 指標運用マニュアルの作成(庁内用)
• 市民向けシンポジウムの開催による成果の共有と浸透
• β版指標の検証と再設計(β2版の開発)
• 統計モデルの繰り返しシミュレーションと因果関係の精査
• 指標運用マニュアルの作成(庁内用)
• 市民向けシンポジウムの開催による成果の共有と浸透
■ 教員コメント(岩本武範 准教授)
「学生たちがデータと現場の声を結び付け、自ら問いを立て、未来を導くプロセスを通じて大きく成長しました。この取り組みが“まちづくり×学び”のモデルとなり、他地域にも波及することを期待しています。」
■ 学術的評価
PBL学習・探究学習の成果と同時に、学術的評価も期待されております。
すでに、2024年11月には、Chulalongkorn University(タイ)で開催された国際学会で本研究が報告され、さらに、2025年7月には、The University of Queensland(オーストラリア)において開催される、世界最大規模の「IPPA World Congress on Positive Psychology」での採択も決定しております。
すでに、2024年11月には、Chulalongkorn University(タイ)で開催された国際学会で本研究が報告され、さらに、2025年7月には、The University of Queensland(オーストラリア)において開催される、世界最大規模の「IPPA World Congress on Positive Psychology」での採択も決定しております。