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【スポーツ科学部 中井ゼミ】高齢者の「通いの場」の研究について


 9月12日、スポーツ科学部の中井真吾准教授とゼミ生が袋井市内のコミュニティセンターを訪れ、「通いの場*1」参加者の身体的心理的状態について調査を行いました。
 この取り組みは一般社団法人 袋井シニア支援センター及び袋井市総合健康センター健康長寿課による協力のもと、本学中井准教授と東都大学の中村睦美准教授の共同研究「通いの場への参加頻度と身体的心理的指標の関連について」として行われており、中井ゼミ生(スポーツ科学部 3年 25名)は袋井市内の「通いの場」約20か所に赴き、調査活動をしています。学生たちは学部で学んだ知識を活かすとともに、活動を通じて対象者の特性に応じたリスク管理、測定の段取り、適切なコミュニケーション、臨機応変な判断力など様々な実践的スキルを身につけています。

 調査実施後、中井准教授よりご協力いただいた皆さまに向けて測定結果に基づいたフィードバックと健康状態の維持・向上のために手軽で安全に行える運動等が紹介されました。
 なお、データ解析を含めた本研究の実施期間は2025年3月31日までを予定しており、研究内容はフレイル予防*2の観点から健康長寿社会実現に向けて寄与されます。ご賛同の上、調査にご協力いただいた皆さまに改めて御礼申し上げるとともに、今後調査をご予定いただいている皆さまにおかれましては引き続きご協力賜りますようお願い申し上げます。

*1)通いの場とは、運営の主体が地域の住民であり、高齢者が健康活動や仲間との会話を楽しむところで、介護予防やフレイル予防*2を目的とした多様な活動を月1回以上行う場所のことを指します。袋井市でも自主グループ活動の場は約100か所あり、元気で長生きするための活動として注目されています。
*2)フレイルとは、健康な状態と要介護状態の中間の段階を指します。自分の状態と向き合い、予防に取り組むことでその進行を緩やかにし、健康に過ごせていた状態に戻すことができます。(厚生労働省HPより参照)

ご協力いただいた皆さまと学生の様子

身体テスト(TUG)をサポートする中村睦美准教授

運動を紹介する中井真吾准教授

次回の調査に向けたフィードバック