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【スポーツ科学部 中井真吾准教授】高齢者の「通いの場」の研究報告会が行われました


2月21日(金)、磐田キャンパスにて「通いの場(しぞ~かでん伝体操)の参加頻度と身体的心理的指標への関連に関する研究」の報告会が行われました。この研究は一般社団法人 袋井シニア支援センター及び袋井市総合健康センター健康長寿課による協力のもと、スポーツ医科学研究センターの中井真吾准教授が代表*をつとめ、『通いの場』の参加頻度の違いが、心身機能や生きがいに影響を与えるのかを明らかにすることを目的に実施されました。研究のための調査・測定にはゼミ生を中心とした学生が協力し、2024年9月~11月の間に20か所(約250名)分の測定をおこないました。(調査・測定のようす

中井真吾准教授

中井真吾准教授

報告会には共同研究者である東都大学 中村睦美准教授をはじめ、袋井シニア支援センター、袋井市健康長寿課、袋井市立聖隷袋井市民病院の皆さまが来席されました。
「通いの場」参加者の特性や運動結果、同時に実施された生きがい(幸福感)に関するアンケート結果が報告され、身体と心理の相互関係の数値化(見える化)によって「通いの場」の優良性が示されました。一方で「通いの場」の課題として、新規参入者が少ないため参加者の高齢化やグループの縮小が進んでいる点が挙げられ、研究結果の活かし方、広報や大学(学生)と連携したイベントの案など、今後の活動について発展的な意見交換がおこなわれました。
この活動を通じて、学生たちは地域課題の解決プロセスを体験し、得られた知見を基に学びを深めていくきっかけとなりました。今後もこの取り組みを継続し、学生たちが地域社会に貢献できるよう、さらに成長を促進していきたいと思います。

報告会にご参加いただいた皆さま(集合写真)

報告会にご参加いただいた皆さま

*研究実施体制
研究代表者
 中井真吾(静岡産業大学 スポーツ科学部 / スポーツ医科学研究センター・准教授)
共同研究者
 中村睦美(東都大学 幕張ヒューマンケア学部理学療法学科・准教授)
 関良一(静岡産業大学 スポーツ医科学研究センター・客員研究員)
 三浦隆(静岡産業大学 スポーツ医科学研究センター・客員研究員)
 館俊樹(静岡産業大学 スポーツ科学部・教授)
 伊藤麻希(静岡産業大学 スポーツ科学部・講師)
 藁科侑希(静岡産業大学 スポーツ科学部・講師)
 篠田洋平(済生会東神奈川リハビリテーション病院 理学療法士)
 望月英樹(横浜市立大学付属市民総合医療センター リハビリテーション部 理学療法士)
協力
 谷川孝信(一般社団法人 袋井シニア支援センター代表理事)
 鈴木利周(一般社団法人 袋井シニア支援センター副理事長)

研究実施体制図