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【熊王ゼミ】セルロースナノファイバー(CNF)に関する研究発表と制作実演会を実施しました


 9月10日、磐田キャンパスに株式会社大昭和加工紙業 田中博邦代表取締役社長と株式会社デザインモラブル 小笠原清実社長をお招きし、熊王ゼミの学生たちが研究するセルロースナノファイバー(以下CNF)に関する研究発表と制作実演会を実施しました。そして制作物の今後の展開についてのミーティングも行いました。(CNFとは、木材をはじめとした天然素材を原料としており、資源の豊かさ・環境へのやさしさ・多様性など、脱炭素という現代社会のニーズに合致する特徴がある素材。現在は高強度材料や構造材料だけでなく透明材料や光学材料、食品や化粧品など幅広い産業分野で注目を集めている。)
 初めに熊王教授からこれまでの研究データー解析結果の説明と今後の研究展望を検討する上でのヒントについての解説がありました。その後この8月に熊王教授の台湾海外研修視察に同行した本学の台湾出身のチンタイリンさんから、アジア市場の現状の発表を聞いた上で、今後の研究の方向性を全員で検討しました。また今回は熊王ゼミ生の4年生が過去に手掛けた作品の中に見られたCNFによる草花の作品を目にして、富士市のデザイン会社の小笠原社長様の「作成の様子を視察させてほしい」という要望にお応えし、4年生の鈴木翔太さんが「草花」の作成方法について、実践しながら今年のゼミ生全員に作成のコツを教え伝えました。(今回使用する素材は紙をCNF入りの接着剤で3層に貼り合わせ、強度と耐久性を高めたもので大変固い素材)最後に株式会社デザインメモラブル 小笠原社長様と株式会社大昭和加工紙業 田中社長から商品化への期待の言葉をいただきました。