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矢崎計器株式会社にて研修 -大学・経済研究所共同ゼミの試み-


 経営学部・藤枝キャンパスでゼミナール科目「専門演習A」(担当:牧野+静岡経済研究所)を履修する学生7名は、5月14日(火)に矢崎計器株式会社島田製作所を訪問、スピードメーターなど自動車用計器の生産工程を学びました。

 経営学部は、静岡産業大学の「教育力」、静岡経済研究所の「調査力」、さらにそれぞれの「研究力」を融合させ、地域に有為な人材を輩出しようと、2011年度より、大学・経済研究所共同ゼミを開講しています。

 このゼミのテーマは「静岡県経済の現状と課題」です。学生は、少人数というゼミの特徴を生かし、教員や研究員と楽しく話をしながら、知っているようで知らない地元経済を学びます。また、テキストの内容に加え、経済の実態を知るため、地域の企業などを訪問します。

 今回は、静岡県の主力生産物である自動車をより深く学ぶという趣旨のもと、自動車用計器などを生産する矢崎計器株式会社島田製作所にて、話を聞かせていただきました

 研修では、まず矢崎グループについてご説明をいただきました。企業経営は社是が軸であること、矢崎グループは46か国・地域に拠点を持ち、地域別連結売上高は国内よりも海外の方が大きいことなどを教えていただきました。次に矢崎計器株式会社島田製作所が生産する製品について教えていただきました。
同工場は、自動車用のコンビネーションメーターやバッテリー用部品などを生産・出荷します。説明をお伺いした後、製品の生産工程を見学させていただきました。学生は授業で経営や経済を学びますが、工場のなかを実際に見たことはほとんどありません。組立工程や成形工程を見学し、生産設備や生産工程などを具体的に知ることができました。

 学生は研修後、「普段、目にする自動車用計器がキャンパスの近隣で生産されていることを知り、驚いた」「製造業の現場を実際に見ることができ、授業の内容をより深く知ることができた」「異物混入を防ぐため、工場は徹底的な対応をとることを知り、勉強になった」など、感想を話していました。

 静岡産業大学は、このように地域の経済研究所、企業、行政機関と協力しながら、理論と実践の両面に優れた人材の養成を目指しています。皆さんも本学で「地元」を学びませんか。