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【熊王ゼミ】2年間の集大成 産学共同研究事業で開発した缶詰商品の完成発表会を開催


清水河岸の市協同組合・静岡缶詰協会と熊王ゼミとで、2年にわたり開発に取り組んできた缶詰の新商品が完成し、3月14日(木)河岸の市(静岡市清水区)で発表会を行いました。

品名は「みかんとシナモン香る鮪油漬け」。マグロに良く合うフルーツと香辛料を合わせ、ワクワクし、高級感のある味わいになっています。

この開発企画は、清水河岸の市協同組合(静岡市清水区)を中心に、静岡市の地域課題に関わる産学共同研究委託事業で、令和4年から取り組んできたものです。自動販売機でのお土産缶詰販売のビジネスモデルの確立と、あらたなお土産缶詰の開発を目指し進めてきました。

熊王教授の専門は「感性工学」。ものづくりにおける人の感性というあいまいな情報を多変量解析法・曲線描画法などを駆使して「感性・官能評価」を変換・解明し、感動をもたらすことができるものづくりを目指しています。
この「感性・官能評価」において今回は、本学のオープンキャンパスに参加した学生や保護者の方にもモニターになっていただき、皆さんの「感覚での美味しさの度合い」を解析。結果、ツナに良く合うフルーツはみかん、香辛料はシナモン、という結果が得られ商品開発に生かされました。

発表会には経営学科4年生の3人のゼミ生が参加し、担当した缶詰のパッケージのデザインについて紹介しました。熊王利奈さんは「テーマの『ワクワク感』をどう表現するか苦労した。デザインに富士山やマグロなど静岡を代表するものを入れ、パッケージからは中身の味がわからなくすることで、自動販売機から出てきたときや缶を開けたときに『ワクワク』できるよう考えた」。佐藤僚さんは「難しいテーマだったがみんなで意見を出し合い、素敵なデザイン・商品になった」、風間一輝さんは「デザインできるスペースが狭く、表示のルールもあり苦労した」と振り返りました。

この缶詰は河岸の市まぐろ館2階のお土産缶詰の自動販売機、新東名高速道路 静岡サービスエリア内のしずおかマルシェで販売されます。静岡のお土産として、またご家庭でもぜひ「みかんとシナモン香る鮪油漬け」をお試しください。

今回の産学共同研究において、清水河岸の市協同組合、一般社団法人 静岡缶詰協会の皆さまにあらためて御礼申し上げます。ありがとうございました。

2年にわたり開発に取り組んできた缶詰の新商品をお披露目

新聞社・テレビ局より取材を受けました

産学共同研究事業で開発した缶詰商品
「みかんとシナモン香る鮪油漬け」

清水河岸の市協同組合・静岡缶詰協会と熊王ゼミ一同

掲載誌

  • 日刊食品通信 2024年3月15日
  静缶協、産学共同で土産用ツナ缶開発
  • 静岡新聞   2024年4月9日朝刊
  「みかんとシナモン香る鮪油漬け」 新たな缶詰 土産にいかが 清水河岸の市や静産大開発-静岡
  • 酒類食品統計月報4月号p25 
  産学共同で土産用ツナ缶開発
  • 日本経済新聞 2024年4月17日刊
  ツナ缶にミカン+シナモン 産学6社・団体、連携し商品化 「感性工学」取り入れ わくわく感追求(しずおかの一押し)