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“さんだいおんがくとどけ隊” ~磐田市立総合病院~


 2023年12月、保育士養成課程を履修する入江ゼミの学生と保育士養成課程の1年生有志が磐田市立総合病院を訪問しました。音楽とのさまざまな関わりを経験してもらうことを目的として、今回も「おんがくでいっしょにあそぼ」をテーマにプログラムを検討し、当日に臨みました。

 はじめに、子どもたちに人気がある「秘伝ラーメン体操」で心と体をほぐし、手遊びで言葉と音と動きの表現を楽しんだ後、絵本でイメージを深め「とんでったバナナ」の曲に合わせて、子どもたちとマラカス演奏を楽しみました。「とんでったバナナ」の繰り返しのメロディと歌詞によって、自然と音を鳴らす動きが揃い、音楽による一体感を味わうことができました。

 最後は恒例の「ならしてあそぼ」の時間です。子どもたちは、日頃、触れる機会の少ないさまざまな楽器を体験しました。ザイロフォンの響きに魅了されたのか、最初から最後までずっと笑顔で鳴らしていたAちゃん、大きな動きでドレミマットを行ったり来たり、音の違いを楽しんでいたBくん、いろいろな楽器に次々と触って楽しむCちゃん、Dくん。子どもたちは、自分の働きかけによって音が鳴るという体験を心から味わっていました。

 活動終了後には、子どもたちは学生とハイタッチをして帰る姿があり、時間と場所を共有できる「音楽あそび」ならではのひとときを実感する場面がありました。学生たちは、働きかけがうまくいったこと、思うようにいかなかったこと、その両方を経験し、それらの振り返りを次に生かすための貴重な機会となりました。

 今回も磐田市立総合病院リハビリテーション技術科のスタッフの皆様には、計画段階ではプログラム構成にご助言をいただき、さらに、当日は手厚くサポートいただきました。お忙しい中、ご協力くださいましたことに心より感謝申し上げます。

 今後も入江ゼミでは、多様な現場で子どもたちが楽しむことができる「音楽あそび」を計画したいと考えてます。