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第20回SSUスポーツ・健康科学セミナー「コロナ禍における子どもの『育ち』と『学び』」を開催しました


【SSUスポーツ・健康科学セミナー】は、“スポーツ・健康の文化の形成”を目的として、スポーツ医科学研究センターとスポーツ教育研究センターが開催しています

高校生・大学生のためのスポーツ教育研究セミナー

 3月1日(火)に日本体育大学の野井真吾教授を講師に招き、「高校生・大学生のためのスポーツ教育研究セミナー~コロナ禍における子どもの『育ち』と『学び』~」(第20回SSUスポーツ・健康科学セミナー)をオンラインで開催しました。

 子どものからだと心・連絡会議の議長を務めている野井真吾教授(日本体育大学)にコロナ禍における子どもの「育ち」と「学び」について講義を行っていただきました。当日は、大学生や高校教員、スポーツ指導者など、35名が本セミナーにご参加いただきました。

 講義内容は、子どもの睡眠、コロナ禍における子どもの変化や保護者の子どもに対する不安などでした。講義の中で、野井真吾教授からは、「『光・暗闇・外遊び』等、少しだけ頑張ればできそうなことを呼びかけてみよう」というご提案がありました。このご提案は、日中は光に当たるよう、外遊びなどを取り入れ、夜は部屋を暗くするという睡眠の質を高めるための野井真吾教授からの「ススメ」でした。

 また、コロナによる休校中の子どもの困りごとは、「(思うように)外に出られないこと」、「友だちに会えないこと」が上位の項目であり、子どもが不安定な心の状態であったことをご説明いただきました。

参加者からは次の言葉が寄せられました
  • 道徳が専門ですが、畑のちがう体育で、コロナ、育ち、学び、睡眠、元気など、同じような内容の研究と扱われ方を学ばせていただくと、本当に豊かで気づきがあります。
  • 日光を浴びる大切さのお話を伺って、グリーンランドの自殺率が世界で一番高いということを思い出しました。グリーンランドは北極圏にあるため、常夜と白夜を繰り返すそうです。まさに日光と暗闇のどちらかしか受けられない状況なので、子供のみならず人類そのものにとって、日光や暗闇はとても大切な要素なのだと、新ためて感じました。
  • 高校の教員をしていますが、朝起きられない等の生徒が少なからずいます。メラトニンのバランスが明らかに悪いと思われます。こういった生徒たちにとって大変参考になる話でした。ありがとうございました。
  • 大変興味深い内容でした。自身の子どもだけでなく、ラグビースクールの子ども達にもしっかりと睡眠の重要性を改めて伝えてあげたいと思います。
  • とても良いセミナーに参加させて頂き、大変有意義でした。 ありがとうございました。
  • 睡眠の視点から健康を考えることで、今までと少し違った視点から、物事を見ることが出来るようになり、良かったです。
  • とてもわかりやすかったです。ありがとうございました。