スポーツプレゼンテーション入試対策講座を実施しました
静岡産業大学スポーツ科学部(磐田キャンパス)では、昨年度よりスポーツプレゼンテーション入試を実施しています。スポーツへの理解や表現する力を、プレゼンテーションの形で披露してもらう入試です。合格者は全員特待生となり、学部を引っ張っていくリーダー的存在としての活躍が期待されています。運動指導者や教員、健康づくりに関わる行政職員など、スポーツをささえる、スポーツを通じて社会をささえる人材にとって、高いプレゼン力は必須です。拙いプレゼン力では、選手や子供たち、市民を動かすことができません。
グループ発表の様子
この入試へ万全を期すべく、高校3年生を対象に、4日間にわたり対策講座を実施しました(担当教員:スポーツ科学部准教授 江間諒一)。本年度の講座は、高大連携授業として位置付け、講座に合格することで大学入学後に必要な単位を先取りできる体制を整えました。全国から41名の参加申し込みがありました(新型コロナウイルス感染等の影響で、数名欠席)。プレゼンとは何か、良いプレゼンをするにはどうすればよいのか、といった基礎から学びをはじめました。その後、プレゼン資料作りのポイントを身につけて資料を作成し、4日目には入試を想定したプレゼンを披露しました。
プレゼン資料作成の様子
講座では、感染症対策を講じながら様々なグループワークを行い、皆の意見をまとめ発表する機会を多く設けました。質疑応答も積極的に促し、入試に必要な力はもちろん、大学入学後や卒業後にも必須の能力を高めていきました。パワーポイント資料作成やプレゼンの披露においては、昨年度の本入試に合格した学生、大学での学びを通じて高いプレゼン力を身につけた学生等がサポートに入り、熱心に後輩指導に当たりました。
プレゼンの披露の様子
参加者へのアンケートによれば、講座へ参加したことで、90%の生徒がスポーツプレゼンテーション入試を受験する意欲を高めることができました。93%の生徒が自身のプレゼン力の向上を実感し、回答者全員から、プレゼンの機会があるときはチャレンジしたい、という前向きな回答が得られました。同じ目標を持った友人を作り、入学前から交流を持てたことも、本講座の大きな役割であったと考えています。秋にある入試、および来年の入学式で参加者の皆さんとお会いできることを楽しみにしています。