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教職センター第5回「教職ランチ」が開催されました


良い保健体育授業のための教具を考える

「どこでもバスケットゴール」

 9月30日(金)に5回目の教職ランチが開催されました。
 後期最初の教職ランチのテーマは「良い保健体育授業のための教具を考える」です。
 保健体育の授業には「学習内容」と「教師行動」だけでなく「学習環境」を整えることが欠かせません。特にグラウンドや体育館で行う「体育の授業」は、コートのライン引きや教具の用意といった事前の準備が授業の成否を大きく左右します。

 授業の教具は「絶対に必要なもの」と「なくてもよいもの」に大別されます。例えば球技の授業では、ボール、ゴール、ビブス、ホイッスル、得点版、学習ノート、ラインカー、マーカーなど、様々な教具が用いられますが、「絶対に必要なもの」はボール、ゴール、ビブスくらいです。それ以外はなくても何とか授業を成立させることができます(良い授業になるかわかりませんが)。
 一方で「なくてもよいもの」、言い換えると「あったらいいもの」は、良い授業づくりに大きな影響を与えます。例えばすべてのコートに得点版が用意されていれば「今何点!?」、「こっちが勝ってるでしょ!?」といった小さなもめごとがなくなります。学習ノートがきちんと用意されていれば、単元を通した学びを体系化することができます。
 さらに、教具を手作りすることも大切です。単元末のクライマックスイベント(リーグ戦等)の雰囲気をよくするための「チーム旗」や、調理用のざるに棒をくっつけただけの「どこでもバスケットゴール」、スケッチブックを半分に切って数字を書いた「スケッチブック得点版」などがあれば、雰囲気をよくしたり、学習効果を高めたり、授業のマネジメントに役立ったりする効果が期待できます。

 手作り教具は授業のオリジナリティを高めるアイテムでもあります。そこで次回の教職ランチは「手作り教具コンテスト」を開催します。今日の話を聞いた学生たちが、どんな手作り教具を作ってくるか、楽しみです。