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岩田小学校国際交流会 留学生が母国の工芸品を紹介


自国と他国の違いを感じたり、風習や文化、歴史を知ったりすることを通して、外国への興味や感心を深めようと、6月21日(水)磐田市立岩田小学校(対象:5年生、6年生)で『国際理解交流会』が開催されました。3年生の中国出身留学生、馬 輝(ま き)さんが、母国文化紹介の講師を務めました。
自己紹介の後、中国で咲く黄色やピンクなど色鮮やかな、ぼたん(花)の写真を見せました。そして、出身の可南省洛陽市(かなんしょう、らくようし)で作られた、『ぼたんの工芸品』を紹介し完成するまでの工程を写真で見せながら説明しました。
大きな花びらは、洛陽市の山にある土を粘土にして1枚1枚ていねいに重ね、濃淡の色を付けて窯で焼きます。花びらは大変薄いため、焼いている途中で3割位が壊れてしまうそうです。だれでも工芸品を作ることはできません。美術を学び工芸品製作の経験を積んだ人々によって作られています。馬さんは、その『ぼたんの工芸品』を、小学校に持参し子供達に披露しました。本物のように作られた『ぼたんの工芸品』に、子供たちは見入っていました。

日本の小学生は偉いですね、中国では小学校の登下校は子供だけではしない、必ず親達が送迎をする、昼休みは帰宅して昼食を食べ、少し昼寝をして学校にもどります。怪我をしやすいサッカー、バスケットボールは、親があまりやらせない、卓球をよくやりました。塾は、絵を描く、踊り、書道が流行っています。中国料理の特徴は、色、香り、味を大事にしています、回鍋肉、水餃子、ジャージャー麺、の写真を見せました。質問コーナー、やさしい中国語講座と続きました。
最後に馬さんは、日中の交流について話しました。明治以降、交流が減少している。中国文化は深く、お茶は2,000種類ある。日本でも、中国のウーロン茶や、最近はジャスミンテーも飲まれていて嬉しい。私は、太宰治や夏目漱石の日本文学を読んで日本の考え方を学んでいます。中国に紹介したいと考えている。私から、『伝えたいメッセージ』があります。それは皆さんに、両国の交流を是非深めて欲しい、ということです。小学生は、真剣に聞いてくれました。馬さんを囲んで全員で記念写真を撮り閉会になりました。
校長先生との懇談の際、馬 輝さんは、『ぼたんの工芸品』を、岩田小学校へ寄贈しました。
「日本の小学生は、礼儀正しくとても可愛かった。『ぼたんの工芸品』を、先生方や他の子供たちにも見て欲しい。」と、馬輝さんは校長先生に伝えるとともに「子供達の前で自分の国のことについて話すという、大変貴重な体験ができました。岩田小学校の皆さん、ありがとうございました。」と感謝の言葉を述べました。