第2回藤枝産官学連携懇話会開催しました
講 師
静岡産業大学 経営学部
教授 天野 利彦
8月19日(月)夜、静岡産業大学藤枝駅前キャンパス(BiViキャン)を会場に、本年度2回目となる藤枝産官学連携懇話会が開催され、本学経営学部の天野利彦教授が「国際情報の読み方と外国人との付き合い方」と題して講演しました。
講演では、1990年代、冷戦構造が崩壊すると、それまで一般的だった「国際化」という言葉に変わって「グローバル化」という言葉が使われるようになり、国際関係も大きな変化を遂げたことが紹介されました。具体的には、政治主導の統治形態から経済主導の統治形態となり、我が国のみならず、いずれの地域でも経済産業政策を政治の主軸に据え、国境を超えた金融の力が吹き荒れることになったと述べられました。そして、国際政治における米中の覇権争い、EUにおける右翼政党の進出と英国のEU離脱問題などなど、あたかも、幕間の「文明の衝突」に懲りて「冷戦構造」へのノスタルジアに浸るかのような世相の中で、しかし人口の移動は地球的規模で着実に増加していると指摘されました。
講演では、1990年代、冷戦構造が崩壊すると、それまで一般的だった「国際化」という言葉に変わって「グローバル化」という言葉が使われるようになり、国際関係も大きな変化を遂げたことが紹介されました。具体的には、政治主導の統治形態から経済主導の統治形態となり、我が国のみならず、いずれの地域でも経済産業政策を政治の主軸に据え、国境を超えた金融の力が吹き荒れることになったと述べられました。そして、国際政治における米中の覇権争い、EUにおける右翼政党の進出と英国のEU離脱問題などなど、あたかも、幕間の「文明の衝突」に懲りて「冷戦構造」へのノスタルジアに浸るかのような世相の中で、しかし人口の移動は地球的規模で着実に増加していると指摘されました。
最後に、昨年12月25日に政府によって発表された「外国人材の受入れ・共生のための総合的対策」に沿って、本年4月「特定技能」在留資格による上限5年の新しい定住制度が始まったが、もう一度歴史と国際情勢を振り返り、共生のあり方を冷静に検討する時期がきたと言えるのではないかと述べられました。
講演後の意見交換では、講演の中で述べられたドイツ銀行と中国経済の関係や、外国人が比較的少ない藤枝市の今後の国際化の可能性などについて、活発な議論が行われました。
講演後の意見交換では、講演の中で述べられたドイツ銀行と中国経済の関係や、外国人が比較的少ない藤枝市の今後の国際化の可能性などについて、活発な議論が行われました。