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ホーム >  Q静岡を学ぼう >  静岡県内には現在、23の市と12の町がありますが、明治22年の市制・町村制施行時には県内に市町村はいくつあったでしょうか?

静岡県内には現在、23の市と12の町がありますが、明治22年の市制・町村制施行時には県内に市町村はいくつあったでしょうか?


A21、B143、C337 正解:C337 以下小泉教授の解説

江戸時代までにも、日本の各地には自然村と呼ばれている集落や城下町・宿場町などの町が数多く存在していました。

明治22年に新たに市制・町村制が施行され、小学校を単独で設置できるよう、城下町・宿場町と周辺の村との合併、又は、複数の村の合併が進められ、全国的に町村の数が約7分の1にまで減少しました(明治の大合併)。

静岡県内では明治22年に337の市町村が誕生し、それぞれの市町村において小学校の設置、戸籍、道路、衛生の管理等が行われました。

市町村の具体的な内訳を見ると、市は静岡市の1つ
町は三島町、沼津町、大宮町、吉原町、興津町、江尻町、清水町、藤枝町、島田町、掛川町、見附町、浜松町など31町、村は熱海村、伊東村、裾野村、焼津村、御前崎村など305村となります。

このときの町と村の違いは中心商業地があるかないかという点が大きく影響し、古くよりの城下町や門前町、宿場町、港町などが町になりました。

地域を元気にして、人を元気にする

小泉祐一郎教授の主な専門は地域学。歴史や産業をはじめとした地域の特性を調査し、その特性を生かした地域振興を実践的に研究しています。例えば、国関係の地域再生マネージャー事業のアドバイザーとして全国各地を訪問しています。地域の特産品や自然の景観、古民家街、商店街などの中には、人々から注目されなくなったもの、使われなくなったものがたくさんあります。そういった地域資源にこれまでとは違う角度から光を当て、新しい活用法で地域を元気にする。さらにその地域に関わっている人も元気にするといった「リノベーションまちづくり&人づくり」をバックアップしています。
経営学部小泉 祐一郎 教授
静岡産業大学総合研究所 所長代理
博士(公共政策学)。法政大学大学院公共政策研究科博士後期課程修了。
名古屋大学法学部卒業後、静岡県庁で地域振興、総合計画、行政改革など、自治省で税制改正、小笠町で地域振興、総理府で地方分権改革を担当。2017年4月、静岡産業大学情報学部教授に就任。2018年4月より総合研究所長代理・地域学研究センター長を兼務。2021年4月、経営学部教授に就任。

専門分野
法学、公共政策学、人文地理学、地域学
著書
土地利用・開発許可制度の解説(2010ぎょうせい刊)
地域主権改革一括法の解説(2011ぎょうせい刊)
国と自治体の分担・相互関係(2016 敬文堂刊)