磐田市は「スポーツのまち」全国No.1(地域ブランド調査2021)。スポーツは翌日の筋肉痛とセットのイメージがありますが、筋肉痛になりにくいスポーツはどれでしょう?
多くの方が経験済みの、運動した翌日以降にやってくる筋肉痛。遅れてやってくるので遅発性筋肉痛と呼びます。
「運動」には、遅発性筋肉痛が生じやすい運動と生じにくい運動があります。生じやすい運動とは、アクセルとブレーキでいえばブレーキを多く含む運動。筋肉の視点では「筋肉が長くなりながら力を出す(ブレーキをかけるような)動作」をくり返すような運動です。
例えば階段を降りるとき、太腿前部の筋肉は長くなりながら、身体が転がり落ちないよう、ブレーキをかけるように力を出します。同じようにストップ(ブレーキ)&ゴーを繰り返すサッカーや、地面を蹴る・着地する(ブレーキ)を繰り返すマラソンは、遅発性筋肉痛が生じやすい運動です。
一方、自転車のペダルを踏みこむ場合はブレーキをかけるような動作ではないので、遅発性筋肉痛は生じにくいというわけです。ブレーキは自転車に付いているので、筋肉がブレーキの役割を果たす必要がありません。
「運動」には、遅発性筋肉痛が生じやすい運動と生じにくい運動があります。生じやすい運動とは、アクセルとブレーキでいえばブレーキを多く含む運動。筋肉の視点では「筋肉が長くなりながら力を出す(ブレーキをかけるような)動作」をくり返すような運動です。
例えば階段を降りるとき、太腿前部の筋肉は長くなりながら、身体が転がり落ちないよう、ブレーキをかけるように力を出します。同じようにストップ(ブレーキ)&ゴーを繰り返すサッカーや、地面を蹴る・着地する(ブレーキ)を繰り返すマラソンは、遅発性筋肉痛が生じやすい運動です。
一方、自転車のペダルを踏みこむ場合はブレーキをかけるような動作ではないので、遅発性筋肉痛は生じにくいというわけです。ブレーキは自転車に付いているので、筋肉がブレーキの役割を果たす必要がありません。
テーラーメイド型トレーニングの実現を目指す
江間諒一准教授の専門は「バイオメカニクス」「運動生理学」「トレーニング科学」といったスポーツ科学の領域です。特に筋肉に着目し、筋の大きさや機能が身体能力や健康とどのように関係するのか、一時的、短・中長期的な運動や成長・加齢がどのような影響を及ぼすのかを研究しています。筋肉痛の研究については、いかなる条件で筋肉痛が生じやすいかを分析し、筋肉痛の原因や筋肉痛を防ぐための対抗策を検討しています。様々な研究を総合すると、筋肉痛を抑制するためにはアフターケアよりも予防策のほうが効果的で、事前に「何らかの」運動を行うことが良いと考えられています。そこで、どのような運動をどのタイミングで実施するとよいのかについて検討を進めています。将来的にはアスリートや運動を楽しむ人たちの目的やニーズに即したテーラーメイド型トレーニングの実現を目指しています。
スポーツ科学部/江間 諒一 准教授 静岡市出身、競技歴は陸上競技(ハードル) 博士(スポーツ科学) 早稲田大学大学院スポーツ科学研究科博士後期課程 修了 ● 近年の研究テーマ ・筋肉痛を抑制するための有効な対抗策の開発 ・速く走るための身体、動きを作るトレーニング法の開発 ・筋肉の硬さ・軟らかさと身体能力の関係 ・磐田のまちを活用した身体活動促進の取り組み ・スポーツ健康科学コミュニケーター育成に向けたアプローチ |