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「観光」×「経営」を身につけて地域社会、地域産業で活躍する人材へ


※職位や内容は投稿時のものです

2024年7月12日更新

「観光」×「経営」を身につけて地域社会、地域産業で活躍する人材へ

 2024年4月より、経営学部准教授になりました万浪です。専門分野として観光ビジネス、観光マネジメント、地域観光産業、地域観光文化の各分野にて、ご一緒に学びと研究を進めていきたいと思いますので、宜しくお願いします。

 さて、これからの社会、経済環境は大きく変貌し、産業界は変化への対応が必要となります。そのような中で、一般社団法人日本経済団体連合会は、大学に対して、文系・理系の枠を越えた基礎的リテラシー教育の導入、大学教育の質保証、学生の質の向上、社会人として求められる人材像要素(資質・能力・専門性)にマッチした学生の育成を求めています。

 また、観光を取り巻く環境も社会、経済環境の様変わりの影響で、大きく変化を求められる時代を迎え、人口減少・少子高齢化に向かっていく日本社会で、観光産業が与える経済効果は非常に大きいと言われています。観光庁は、2023年3月31日に閣議決定した「観光立国推進基本計画」を推進し、持続可能な観光地域づくり、インバウンド回復、国内交流拡大をキーワードに挙げています。日本は今、持続可能な形で観光立国として復活するために、更なる官民一体の取り組みが求められているのです。

 このような環境下で、観光ビジネス、観光マネジメント、地域観光産業、地域観光文化の専門的知識や、産官学連携による実践的学びの場において社会が求める人材像要素(資質、能力、専門性)を修得できることを目指し、地域を盛り上げ活躍する人材の育成を目指して参ります。

 とくに重視したいのは、(1)学生の皆さんが、「モチベーションの向上と維持」ができること、(2)学生の皆さんが、「段階的に資質、能力と専門的知識の修得」ができることの2点です。

 第一の「モチベーションの向上と維持」については、学生自らが意欲的に取り組み成長できる実践的な教育環境を実現し、社会・経済環境の変化への対応を牽引する人材育成を目指します。

 第二の「段階的に資質、能力と専門的知識の修得」については、講義、グループワーク、課題解決型演習、就業体験、専門ゼミナール、卒業研究を組合わせることで、結果的に資質、能力と専門的知識の修得に繋げることを目指します。
さらに、実践的学びの場として、観光・ホスピタリティ業界の企業や行政、業界団体との産官学連携により、実践的テーマに沿った課題解決、新規創造をプロジェクトとして推進し、まず第一に「学生にとってよし!」であること、第二に「地域社会・産業にとってよし!」であること、最後に「静岡産業大学にとってよし!」となる「三方よし!の、地域社会と産業への貢献」を実現していきたいと考えます。
 
 実践経験チャンスが豊富な学びの場において、観光事業を中心に地域社会、地域産業で活躍する人材を目指して、ご一緒に進めて参りましょう。