青い桃はどこへいった?
※職位や内容は投稿時のものです
2025年2月14日更新
ある土曜の夜、保育園に通う娘が「ねる前に『ももたろう』の話をして」と言ってきました。最近は「絵しりとり」などをすることが多く、お話しをするのは久しぶりでした。お布団に一緒に入り「ももたろう」を話し始め、おばあさんが川で桃を拾うシーンの所で不意に娘が「青い桃は?」と聞いてきました。「青い桃?」と聞き返すと「赤い桃と、青い桃が流れてきて、おばあさんは『赤い桃はこっちへおいで、青い桃はあっちへおいき』と言うと赤い桃だけおばあさんの近くに寄ってくるんだよ」と言います。どうやらテレビか何かで観た「ももたろう」がそういうストーリーだったそうです。ああそうなんだと思い、娘の言われる通りに話を進めました。私の場合、途中で桃太郎の歌を挟んだり色々挟むので話が長くなるため、その日は犬・サル・キジを仲間にしたあと「つづく」となりました。その後「水曜日のカンパネラ」の「桃太郎」に出てくるフレーズ「犬とサルは仲たがい、キジは戦力外🎵」のところを二人で狂ったように繰り返し、さあ寝るかとなりました。
が、娘がぽつっと「青い桃はどこに行ったの?どうなったの?」と心配そうに言うので「テレビではどうなってた?」と返すと、おばあさんが桃を拾ったシーンでしか出てこなかったとのこと。私は「じゃあ、お父さんにもわからないなぁ」と言ったのですが、娘はどうしても知りたいと。。。なぜそんなに知りたいの?と聞くと「青い桃にも赤ちゃんが入っていたかもしれないじゃん!」と半泣きです。こ、これは簡単に「知らん」と済ませてはいけないやつだと思い「じゃあ、明日のつづきは青い桃に赤ちゃんが入っていたということにして、青い桃がどうなったかという話をお父さんが考えてお話しするね」ということになりました。それで娘はほっとしたのか一瞬にして寝ました。
翌日、鬼退治に向かった桃太郎が青い桃に入っていた「双子の弟」と出会う、というストーリーに変更し続けました(どう出会ったかは内緒です)。そして鬼退治の前の所で「つづく」となったわけですが、とても楽しかったらしく「いつまでも聞きたい、終わって欲しくない」というので軽い気持ちで「いつまで?」と聞いたのが運の尽き「20歳まで」だそうです。父としては一緒に寝られる週末が楽しみですが、平日は「ストーリー展開どうしよう」と悩む毎日です。ちなみに現在3ヶ月ほど経ち「ヒューマンドラマ」「ミステリー」などの要素を盛り込んだ長編ストーリーと化しています。鬼も退治されません。そして桃太郎は今、鬼ヶ島を開拓中、そしてそれをこっそり見ている黒い影、さてこの先どのような展開になるかは自分でもわかりませんが、娘が楽しんでくれているので、私も楽しいです。皆さんも「青い桃」がどうなったかを考えて(妄想して)みてはいかがでしょう。きっと楽しいですよ。
娘が観ただろうと思われる「ももたろう」では「青い桃」はそのまま流れて言ってしまうだけのようですが、ちょっと調べたところ「中津川昔話集(東北文教大学)」によれば、青い桃は「アーンアン」と泣いて流れていったと書かれていました。
拙文を最後までお読みいただいた心優しい方に、本文とは全く関係のないお願いがあります。
アーティストの「箱波さとし」さんと連絡が取りたいのですが、連絡方法がわかりません。もし「知ってる!」という方、「連絡方法見つけたよ!」という方、いらっしゃいましたらお教えいただければ嬉しいです。
ある土曜の夜、保育園に通う娘が「ねる前に『ももたろう』の話をして」と言ってきました。最近は「絵しりとり」などをすることが多く、お話しをするのは久しぶりでした。お布団に一緒に入り「ももたろう」を話し始め、おばあさんが川で桃を拾うシーンの所で不意に娘が「青い桃は?」と聞いてきました。「青い桃?」と聞き返すと「赤い桃と、青い桃が流れてきて、おばあさんは『赤い桃はこっちへおいで、青い桃はあっちへおいき』と言うと赤い桃だけおばあさんの近くに寄ってくるんだよ」と言います。どうやらテレビか何かで観た「ももたろう」がそういうストーリーだったそうです。ああそうなんだと思い、娘の言われる通りに話を進めました。私の場合、途中で桃太郎の歌を挟んだり色々挟むので話が長くなるため、その日は犬・サル・キジを仲間にしたあと「つづく」となりました。その後「水曜日のカンパネラ」の「桃太郎」に出てくるフレーズ「犬とサルは仲たがい、キジは戦力外🎵」のところを二人で狂ったように繰り返し、さあ寝るかとなりました。
が、娘がぽつっと「青い桃はどこに行ったの?どうなったの?」と心配そうに言うので「テレビではどうなってた?」と返すと、おばあさんが桃を拾ったシーンでしか出てこなかったとのこと。私は「じゃあ、お父さんにもわからないなぁ」と言ったのですが、娘はどうしても知りたいと。。。なぜそんなに知りたいの?と聞くと「青い桃にも赤ちゃんが入っていたかもしれないじゃん!」と半泣きです。こ、これは簡単に「知らん」と済ませてはいけないやつだと思い「じゃあ、明日のつづきは青い桃に赤ちゃんが入っていたということにして、青い桃がどうなったかという話をお父さんが考えてお話しするね」ということになりました。それで娘はほっとしたのか一瞬にして寝ました。
翌日、鬼退治に向かった桃太郎が青い桃に入っていた「双子の弟」と出会う、というストーリーに変更し続けました(どう出会ったかは内緒です)。そして鬼退治の前の所で「つづく」となったわけですが、とても楽しかったらしく「いつまでも聞きたい、終わって欲しくない」というので軽い気持ちで「いつまで?」と聞いたのが運の尽き「20歳まで」だそうです。父としては一緒に寝られる週末が楽しみですが、平日は「ストーリー展開どうしよう」と悩む毎日です。ちなみに現在3ヶ月ほど経ち「ヒューマンドラマ」「ミステリー」などの要素を盛り込んだ長編ストーリーと化しています。鬼も退治されません。そして桃太郎は今、鬼ヶ島を開拓中、そしてそれをこっそり見ている黒い影、さてこの先どのような展開になるかは自分でもわかりませんが、娘が楽しんでくれているので、私も楽しいです。皆さんも「青い桃」がどうなったかを考えて(妄想して)みてはいかがでしょう。きっと楽しいですよ。
娘が観ただろうと思われる「ももたろう」では「青い桃」はそのまま流れて言ってしまうだけのようですが、ちょっと調べたところ「中津川昔話集(東北文教大学)」によれば、青い桃は「アーンアン」と泣いて流れていったと書かれていました。
拙文を最後までお読みいただいた心優しい方に、本文とは全く関係のないお願いがあります。
アーティストの「箱波さとし」さんと連絡が取りたいのですが、連絡方法がわかりません。もし「知ってる!」という方、「連絡方法見つけたよ!」という方、いらっしゃいましたらお教えいただければ嬉しいです。
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