SDGsについて考えてみよう
SDGs×世界
2030年を迎えるために。
あなたが理想とする2030年の社会は、どのような姿をしていますか? すべての人にとって、より良い未来にするために、世界は持続可能な社会の実現に向けた取り組みを始めました。その共通目標であるSDGsについて知れば、未来を変えるために必要な知識や経験が明らかになります。
= Sustainable Development Goals( 持続可能な開発目標)
国連加盟国の政府や機関、個人が協力してさまざまな問題に取り組むために設けた17の目標です。
2030年までに、貧困や不平等・格差、気候変動などの問題を根本的に解決することを目指しています。
SDGsで目指す3つの分野
取り組みがつながり合って効果をもたらすと考えられています。
経済の発展には、どのような産業や技術革新が必要なのか。富や価値を生み出すには、どのような経済活動が必要なのか。また、その仕事内容はどのように進めればよいかを考え、経済開発の面から取り組んでいきます。
飢餓に苦しんでいる人をなくし、健康に生きられる社会にする。誰もが教育を受けられる環境や暮らしやすい街をつくる。あらゆる差別や格差をなくし、一人ひとりの人権が尊重される社会づくりを目指します。
エネルギーの使い方や自然災害の増加など地球レベルの環境問題から、食や水の作り方や使い方、処理方法などの身近な資源問題に取り組み、生物多様性の保全も視野に入れて、豊かな環境づくりを進めます。
今、私たちにできること
では、私たち個人が取り組むためには、どのような視点や発想が必要なのでしょうか。
SDGsの取り組みは、グローバルな視点によるアプローチであり、日本の身近な課題とは少し異なると考えられがちです。しかし、私たちの暮らしのあらゆる課題とSDGsの目標は結びついています。毎日のニュースを意識して読み取り、自分ごととして解決策を考える姿勢が大切です。
高い目標を掲げるSDGsの実現は、難しいと感じられるかもしれません。その原因は、私たちが現在の社会で当たり前とされる価値観や常識で世界を見ているから。持続可能な社会の実現を妨げている要因は何なのか、何が間違っているのかを客観的に探る視点を持つことから始めましょう。
まずは、商品を一つ買うという行為を通して、その消費活動が未来から見て正しい選択なのかを考えてみましょう。自分にとって心地良い選択を、地球にとってより良い選択に変えるだけで、十分に貢献できます。特別な行いをする必要はありません。できることから第一歩を。