から整理します。これらは大学での学びの基礎になる考え方です。(1)高校と大学の違い―科目選びの自由度の高さ― 高校と大学の学習面の大きな違いは、大学は学ぶ(これを「履修する」と言います)科目を選択できる余地が非常に大きいという点にあります。 以下、「高校の学習」と「大学の学習」を比較しましょう。 高校では、多くの場合、クラスごとに時間割が決められ、クラスメイトが同時に、同じ科目を受講していたと思います。個人が学ぶ科目を選択できる余地はあまりありません。 大学には、そのようなクラスごとの時間割は存在しません。以下で述べるように制約はありますが、決められたルールの範囲内で、自分の目標や興味に合わせ、履修する科目を自由に選ぶことができるのです。(2)高校と大学の違い―自由と責任― しかし、自由度が大きいということは、その代わりにみなさんに課せられる責任も大きいことを意味します。必ず履修しなくてはならない科目を選択し忘れてしまった、決められた期間に履修する科目を登録しなかった、勉強不足のため卒業に必要な科目に合格できなかったなどに対して、大学が対処することはありません。それらから生じた不利益(進級できない、卒業できないなど)に関する責任は、すべて学生本人に帰すのです。(3)有意義な学習に向けて 大学の学習においては「科目選びにはルールがあるが、科目をかなり自由に選べる。さらに科目の選択や登録、合格はすべて自己責任」ということを十分、認識してください。 本学には魅力的な科目がたくさんあります。決められたルールに沿い、自分の目標や興味に合わせ科目を選択、多くの事項をぜひ学んでください。 経営学部は、経営理論を学ぶことにより、今日の企業経営における組織運営の原理原則、組織の効率性等の専門的知識を修得し、さらには実践的な学習を通して経営感覚とマネジメント能力を身につけ、広くあらゆる組織の運営に貢献しうる人材を育成することを目的とします。経営学部には、経営学科と心理経営学科が設置されています。(2)スポーツ科学部 スポーツ科学部は、一生涯、心身ともに健康で文化的な生活を送ることができる社会を構築するため、年齢、性別、障害の有無を問わず、いつでも誰でもスポーツ文化に関わり豊かな人生を送ることができるよう、地域社会において中核的な役割を担う指導的な人材を育成することを目的とします。スポーツ科学部には、スポーツ科学科が設置されています。21.大学での学び方 ここでは高校と大学の違いを「科目選びの自由度の高さ」と「自由と責任」という観点2.本学の教育(1)経営学部
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