SSU 履修ガイド 2022・2023年度生用
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 これらは、機械の制御やデータの解析に使われる従来形式のAIにとどまらず、デジタル画像、音声、音楽、文章、翻訳、質問応答など多岐に亘るテキストを容易に生成することが可能になっています。 生成AIは、適切に使用することができれば有用なツールとなりますが、一方で、生成AIが学修に与える潜在的な利点とリスクを正しく認識する必要があります。 学生の皆さんは、授業における課題等の作成において、生成AIを利用する場合には、以下の点に十分留意してください。①レポート・学位論文等については、学生本人が作成することを前提としているため、生成AIが生成した文章をそのまま用いて自らの成果物として提出した場合、それは盗用であり、「不正行為(剽 出典が明記されていない場合、「試験規程」第9条(10)に相当しており、不合格になることがあります。 また、出典が明記されている場合でも、引用として適切に扱われていなければ、不合格になることがあります。「試験規程」第9条(試験の不正行為)(10)レポートまたは作品による試験の場合、出典を明示せず他人の物を写すこと。 生成AIが生成した文章をレポートに引用する場合、当該部分に「(使用した生成AIの名称)生成の文章に基づく」旨と、その作業を行った年月日を記載してください。②授業担当教員によっては生成AIの使用を禁止又は限定する場合があります。 必ず担当教員の指示に従ってください。③生成AIの出力情報には、不正確なものや矛盾するものなどが含まれていることがあります。生成AIの出力を用いる場合は、自らその信憑性を確認する必要があります。④生成AIはインターネット上のコンテンツを利用してテキストを生成しているため、知らない間に著作権を侵害している可能性があります。⑤未発表の論文や秘密にすべき情報(個人情報や機密情報等)を生成AIに入力してしまうと、それらの情報が意図せず流出した場合、漏洩に関与していることになり、社会的な責任を問われる可能性があります。⑥生成AIに入力した情報は、データベースに蓄えられ、他の利用者への回答に利用される可能性があります。 そのため、個人情報・学籍番号・メールアドレスなどは、絶対に入力しないでください。ひょうせつ窃)」とみなされる場合があります。2318.授業における生成AIの活用について 近年、AI(人工知能)技術は急速に発展し、画像や文書などを自動的に作成する生成AI(Chat GPT・Gemini・Canva等)が開発され、誰でも簡単に利用できるようになっています。

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