社会とつながる実学教育|情報デザイン学科

ビジネスの厳しさと面白さを実感した、PBLの体験。

地域の企業と。
実社会の中でアイデアを形にできた喜びと自信。

「紙以外の様々な素材を扱え、厚盛印刷も可能なUVプリンタと特殊カッターを活用した、高付加価値の製品」。これが松本印刷からのお題でした。まずはメンバー全員でアイデアを出し、社長にプレゼン。社員の方ともディスカッションを行い、「フロッタージュ(表面が凸凹した物の上に紙を置き、鉛筆などで模様を写し取る技法)と特殊カッターを活かした製品」という方向性が決まりました。そして、いよいよ各自の制作活動がスタート。「製品ってこうやってできていくんだな」という実感を味わいながら僕が企画したのは、動物の形が浮かび上がるトレーディングカード。子どもたちに動物の生態を学んでほしくて、大きさや生息地の説明も添えました。試作品ができ上がった時の感動は、今でも忘れられません。残念ながら採用は逃したけれど、自分のアイデアを形にできた経験は大きな自信になりました。

モノづくりに対する考え方が広がる体験。

僕以外は全員4年生という状況の中、胸を借りるつもりで挑戦した今回のPBL。商品化として採用になったのは、先輩が製作した長さ3mもあるビニール素材のフロッタージュ作品でした。完成後、地元の幼稚園に提供し、実際に子どもたちが大喜びしながら遊ぶ様子を見た時は、嬉しさ半分、悔しさ半分の複雑な気持ちに。でも、それを含めたすべての体験を通して、今までの「自分が作りたいもの」から、「クライアントやユーザーのニーズに応えるもの」へと、モノづくりへの視点や考え方を広げることができました。この経験を次のプロジェクト、そして将来の仕事につなげていきたいと思っています。

佐藤 博淳 さん

社会との架け橋をつくる先生

小林 克司 先生
目に見えるモノづくりを通して、
地域社会とのコミュニケーションを学ぼう。

PBLの活動を通して感じるのは、地域の企業や自治体は、実際のモノを求めているということです。目に見え、手で触れられるモノこそが、情報学部と地域社会をつなぐ最強のツール。そしてそこには、2種類のコミュニケーションの学びがあります。1つは、実際の制作物における色彩や形態などの直接感性に訴えかける言語を介さないモノを通したコミュニケーションのカタチ。もう1つは、クライアントや仲間と信頼関係を築き、円滑に作業を進めていくための人とのコミュニケーション力です。企業の要求は厳しいですが、達成すれば商品化され、実際にユーザーからの評価も得られるこの経験を通して、総合的なコミュニケーションスキルを身につけてほしいですね。